夏の盛りを知らせる、青森ねぶた

ＪＲ青森駅からすぐの場所に建つ、一年通してねぶたの魅力を存分に体感できる文化観光交流施設『ねぶたの家　ワ・ラッセ』。２０２０・２０２１年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により開催中止となってしまった青森ねぶた祭ですが、ねぶた師が制作した大型ねぶたを複数常設展示するワ・ラッセでは、その間も来館者に祭の熱気を伝え続けてきました。

照明を落とした広大なホールに浮かび上がるねぶたの姿は、まさに圧巻。息を呑むような迫力があることはもちろんですが、同時に、彩り豊かでとても繊細なところまで描かれ作り込まれていることがわかるのも、間近で見学できるワ・ラッセならでは。館内には常にねぶた囃子が流れ、生演奏と「ラッセラー」の掛け声に合わせてハネト（踊り手）体験できる時間なども設けられています。さらに、青森の人々と共に歩んできたねぶた祭の歴史を紹介するドーム型ミュージアムもあり、楽しく学べるスポットとしても人気です。

ちなみに『ワ・ラッセ』という名前の由来は、掛け声の「ラッセラー」に、「笑い」や人と人との「輪・和・環」をかけたもの。その名の通り、幅広い世代に愛され親しまれているワ・ラッセ。隣接する青森港には、かつて青函連絡船として活躍した八甲田丸が係留するなど周辺にも見どころ満載で、ねぶた祭の期間はもちろん、どんな時期に訪れても充実した時間を過ごすことができるでしょう。

ねぶたの家 ワ・ラッセ

住所／青森市安方1-1-1

時間／9時〜18時 ※5月〜8月は19時まで

休み／12月31日、1月1日、8月9・10日